上棟式にかかった費用と事前の準備を解説します!

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こんにちは、田舎者です。

先日、地鎮祭から1ヵ月半ほどで、上棟式を無事執り行うことができました。
今回は、上棟式にかかった費用や事前に準備する事を紹介しますので、これから上棟式を行う予定の方はぜひ、参考にされてください。

地鎮祭にかかった費用や事前の準備については、「地鎮祭にかかった費用と事前の準備を解説します!」をご覧ください。

※実際にかかる費用や準備については、住む地域やお願いする工事会社などによって異なるので、必ず工事会社等に確認してください。

上棟式はした方がいいの?

上棟式の目的は以下のとおりです。

竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもので、通常、棟木を上げるときに行われる。
鉄筋コンクリート造の場合でも、主要な構造ができあがった時期に行われることがある。

地鎮祭が工事の無事を祈る儀式だったのに対して、上棟式は完成後の建物の無事を祈る儀式なので意味合いは異なっています。
また、上棟式は施主と現場監督、棟梁、大工さんたちと一同に会して、施主がもてなすお祝いの場でもあります。

上棟式についても地鎮祭と同じように行わない方もいます。
また、「地鎮祭は行うので上棟式はしない」や逆に「上棟式を行うので地鎮祭はしない」という方もいるようです。
ただ、地鎮祭は神主さんに儀式を執り行ってもらうのに対し、上棟式では神主さんではなく、現場監督や棟梁が執り行う事が多いので、ハウスメーカーやお願いする工務店、大工さんによっては、「上棟式は必ずしないとダメだ」という場合もあるので、気になる方は契約前に確認しておいた方がいいでしょう。

中には、契約金額の内訳に上棟式の費用が最初から含まれている方もいるようです。
地鎮祭と違い、施工するハウスメーカーやお願いする工務店、大工さんの意向が強くかかわってくるので、費用などを考えてしたくない方は契約する前に伝えておいた方がいいかと思います。

上棟式までの準備

日程

上棟式の日程は、着工して基礎工事などの目途ができ、棟梁や大工さんたちの日程調整ができないと決まりません。
私の場合は、上棟式の2~3週間前に正式な日程の連絡がありました。
但し、「当日が雨の場合は実施できないので、日程が後ろにずれる場合があります。」との事でした。
私の場合は、前日は結構な雨だったのですが、当日は快晴で無事実施する事が出来ました。

事前に準備するもの

お供え物

ハウスメーカーの私の営業担当者に「上棟式の準備はどうしたらいいでしょうか?」と聞いたところ、「上棟式で使う以下のものは当日用意して持ってきてください」との事でした。

  • 米、塩、いりこ 各1号
  • 酒 5合瓶以上
  • 上棟式で神主さんから頂いた御札

こちらが上棟式に必要な最低限の準備物でした。

お弁当

昔は上棟式の後に宴会を開いて頂いたりしていたようですが、最近は棟梁や大工さんも遠方から来られていたり、飲酒運転などの問題もあるので宴会の代わりにお昼のお弁当を用意する事が多いそうです。
なので、お弁当はこちらで準備させていただく事にしました。

上棟用の弁当の相場は、1つ当り1,000円から3,000円程度だそうですが、ほっともっとなどで頼まれる方もいるようです。
営業担当者によると、「上棟弁当というと、赤飯や鯛のお頭付きなどが入っているらしいのですが、赤飯は固かったり、若い方も多いので鯛の尾頭付きは食べにくかったりするので、普通の仕出し弁当で大丈夫です。」との事でした。

私は、地元の仕出し屋さんに1つ当り1,500円でお願いしましたが、結構豪華なお弁当でした。
仕出し屋さんからも「1,000円だと普通のお弁当と違いが分からないと思うので、1,500円以上の方がいいかと思います。」と言われたので1,500円のお弁当にして良かったと思っています。

人数は上棟式の日は営業担当者、現場監督、棟梁に大工さん9人、クレーン車の運転手の合計13人だったので、一応15個注文しました。

※上棟費用が契約金額に含まれていて、その中にお昼の弁当代が含まれているパターンもあるようです。

御祝儀

営業担当者に「御祝儀の方はどうしたらいいでしょうか?」と聞いたところ、「御祝儀は最近では、出す人と出さない人で半々くらいです。御祝儀のあるなしで手抜きをする事は絶対に無いのでどちらでも構いません。但し、私(営業担当者)と現場監督はハウスメーカーの社員なので、受け取る事はできません。渡すとしても棟梁と大工さんたちで大丈夫です。」との事でした。

祝儀の相場はいろんなサイトで調べましたが、以下の金額が多いようです。

  • 棟梁:1~3万円
  • 大工:5千円

私は祝儀の金額を決める際に既に家を建てている先輩や同僚などにアドバイスを聞きましたが、地元の建設会社などで建てた方は、「上棟時の大工さんも町内の知り合いがいるので渡した」という方もいましたが、ハウスメーカーで建てた方は「上棟が終わった後は、棟梁とたまにお手伝いで他の方が来るくらいだから棟梁にしか渡してないよ」と言っていました。

私もハウスメーカーなので、棟梁だけでいいかなと思い、棟梁に3万円御祝儀をお渡しする事にしました。

餅投げ

餅投げは営業担当者から、最近は建てる人の1割程度しかしないと聞きましたが、私の地域ではしている事が多く、同僚の多くもしていました。
しかし、私のハウスメーカーでは上棟は平日にしかしないとの事で、11月の夕方5時は暗く、4時頃に餅投げしてもそんなに人は来ないだろうという事で餅投げはしない事にしました。

ちなみに餅投げ用の餅が20~30kgで2~3万円程度だそうです。
お金やお菓子も投げる方はさらに1万円くらいはかかるのではないでしょうか。

餅投げをしなかったからといって、上棟式の後、特に問題は何もなかったのでしなくて良かったかな?と思っています。

上棟式当日の流れ

担当者には、「当日は12時から上棟式をするのでそれまでに来てください。」と言われましたが、家の柱や屋根などが出来上がっていく様子も見たいですし、休憩もされると思い、お菓子や飲み物の差し入れを持って10時前に行きました。
棟梁とは初めてお会いするので挨拶をして、作業の様子をしばらく見学させていただきました。

その後、お弁当の受け取りやお茶の用意などで一度現場を離れ、12時前に現場に戻りました。
12時から上棟式でしたが、進行は現場監督の方が行い、何をすればいいかは教えてくれるので大丈夫です。
御祝儀は、上棟式の後に棟梁にお渡ししました。
事前に営業担当者に棟梁にだけ渡すと伝えていましたので、渡すタイミングなども営業担当者の方が教えてくれました。

上棟式の終了後は特に何もありませんが、私たちは3時の差し入れを用意したり、実際に家の中に入って、営業担当者、現場監督と設計打合せがあり1日の日程が終了しました。

差し入れには、お菓子や15時には近くの美味しい饅頭屋さんの饅頭、コーヒー、お茶、スポーツドリンク、栄養ドリンクなどを持って行きましたが、大工さんたちが喜んで食べていたので持って行って良かったなと思いました。

まとめ

私が上棟式にかかった費用は以下のとおりです。

  • 上棟式お供え物の酒、いりこ(米、塩は自宅から持参)・・・約1,000円
  • 10時と3時の差し入れ・・・約9,000円
  • 弁当代(1,500円×15個)・・・22,500円
  • お昼のお茶・・・約2,000円
  • 棟梁への祝儀・・・30,000円
    合計 64,500円

大工さんたちにも祝儀を渡す場合はさらに5万円、餅投げをする場合はさらに5万円程度はかかってきます。
どの程度するかに変わってきますが、予算としては10万円を目安にプラスマイナス数万円を見ておくといいかと思います。

ただし、あくまで地域の慣習が大きく関わるので、ハウスメーカーなら営業担当者、地元の建設業者や大工さんに直接お願いする場合は、近くで建てられた方などにも相談した方がいいでしょう。

最初にお伝えしたとおり、上棟の際は施主が棟梁や大工さんたちを労い、おもてなしするものです。
何よりも施主の気持ちが大切だと思います。

家を建てる費用として高額なお金を支払っている訳ですから、上棟に無理して高額な費用をかける必要は無いですが、自分が一生住む大事な家を建てていただく方達なので、「頑張ってくださいね!」という気持ちで、おもてなしすると、より良い家が完成すると思います。

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