あなたは今、新築一戸建ての検討をしていませんか?
もし、新築一戸建てを検討中で、まだ土地の購入をしていない方は、購入する前に必ず確認しておいた方がいいことがあります!
それは、「隣人がどういう人か」です。
購入しようとしている土地の隣接する土地に一軒も建っていない方は、スルーしていただいて構いません。
ただ、特に区画された分譲地を購入予定の方で隣接する土地に家が建っている方は、私のようにならないためにもこの記事を読まれることをおすすめします。
※ここから先はあくまで私の実体験です。
全ての不動産会社やハウスメーカーが同様の対応をされるかは、分かりませんので、詳しくは自分の担当の会社に確認してください。
着工までのスケジュール
どのタイミングで問題が発生したか分かっていただくために私のスケジュールを紹介します。
- 昨年秋 :分譲地の中で建てたい区画を決定
- 昨年秋 :ハウスメーカーの決定、契約
- 今年5月:ハウスメーカーとの詳細打合せ・設計開始
- 6月中旬:不動産会社へ分譲地の申込み
- 7月上旬:不動産会社と土地の契約
- 7月中旬:住宅ローンのつなぎ融資申込(土地代分)
- 7月下旬:土地の地盤調査実施
- 8月上旬:不動産会社へ土地代の支払い
- 8月中旬:土地の登記を不動産会社が行う。
- 8月下旬:地鎮祭
- 9月中旬:着工
というスケジュールでした。
私のケースで問題が発生したのは、「8月中旬:土地の登記を不動産会社が行う」の前でした。
その問題とは、「隣人がクレーマー」だったのです。
【新築 挨拶回り】の検索結果に出てくる挨拶回りのタイミングは間違っている!?
新築一戸建てをしようとしている方はおそらく1度は調べると思われる【新築 挨拶回り】ですが、私ももちろん検索しました。
多くのサイトで以下の4つのタイミングしか書かれていないと思います。
- 地鎮祭時
- 着工前
- 上棟時
- 引っ越し時
ハウスメーカーにも確認したところ、
「ハウスメーカーも地鎮祭が終わって着工前に挨拶に行くので、その間に挨拶に行かれるといいでしょう。」
とのことでした。
私は、ボーリングで業者が来た際にお隣さんが「何だろう?」と思われるかもしれないと思い、ボーリングの前に挨拶に行くことにしました。
私が建てる土地の北側(クレーマーのお隣さんは西側)にも、既に家が建ち住んでいらっしゃったので挨拶に伺ったのですが、こちらの方はとてもいい方で私の子供達にも優しく接してくださいました。
この時、お隣さんは車もなく不在でしたので、翌日再度お伺いしました。
今度は、車はあったのですが、インターフォンを押しても出ては来られませんでした。
結局、地鎮祭の前に親に土地の場所を教えるために土地の下見に行ったところ、お隣さんが出て来られました。
この際に、私たちに非常識な事を言ってきたのをきっかけに土地を変更したいと思いました。
お隣さんが常識的な方ならネットで検索した結果のとおりでいいのかもしれませんが、そもそもクレーマーや問題のある方の隣に住むのは嫌ではありませんか?
中には、「施工中のクレームを直接施主に言ってこられないように、挨拶は家が完成して引っ越しの際でいい」という意見もあるようです。
でも、施工中はハウスメーカーが全部聞いてくれるかもしれませんが、住み始めた後にクレームを聞かないといけないのは自分ですよね?
だったら、そもそも土地を買う前に近隣の方がどういった方なのか挨拶を兼ねて確認しておいた方がいいと私は思います。
その際に、「この方の近くには住みたくない」と思ったら場所を変えればいいだけで私のように余計な出費は発生しないですよね。
ポイント:隣接する家の方には土地を購入する前に一度挨拶に行くべき!
実際の隣人との会話
お隣さん:「お宅がここに家を建てられるんですか?」
私 :「はい。これからよろしくお願いします。」
お隣さん:「なんで、こんなに土地余ってるのにわざわざここを選んだの?」
私 :「えっ?」
お隣さん:「あなたがここに家を建てたら日当たりが悪くなるじゃない!
せめてこちら側は駐車場にしてちょうだい。」
私 :「設計はもう出来上がっているので、それは無理ですが…」
お隣さん:「こちら側は何ができるの?」
私 :「子供部屋、お風呂、寝室です」
お隣さん:「えっ子供部屋!?(最悪みたいな顔)」
お隣さん:「私からハウスメーカーに設計を変えるように連絡するから、あなたからも設計変更するように伝えてちょうだい!」
その後、私の担当者の連絡先を聞いて「私今から仕事で急いでるから」と言って足早に去って行きました。
「これだけでクレーマーって言うのはおかしいでしょ!」
と言う方もいるかもしれません。
その時は私も、これから隣に住む人ともめたら住んでからが大変だと思ったので、怒って今にもお隣さんとケンカになりそうな嫁と親をなだめました。
私たちが思ったことは、
- 日当たりが悪くなるのが嫌なら分譲地の一番東側を買えば良かったのに
- そもそも私たちの家は平屋なのに他の人が2階建てを建てたらどうするの?
- 子供部屋が来るのを嫌な顔してたから住んでからうるさかったらきっと何か言ってくるんだろうな
という感じです。
「私たちがクレーマーと勝手に決めつけているだけかな?」
と思ったので、職場の同僚や友人にも聞いてみると全員が、
「それは最悪な人の隣になったね。そんな人の隣に何十年も住むよりも、今お金を払って土地を変更した方がいいよ」
と言ってくれたので、移動する決心がつきました!
また、田舎ならではの親戚関係のネットワークでその人のことを聞いてみると、やはり役所などでもクレーマーとして有名だったそうです。(最初から聞いておけば良かったと後悔しました…)
さらに、お隣さんが私のハウスメーカーの本社に連絡して、私のことを「挨拶にも来ないし、態度も悪い」、「私は被害者だ」などと言っていたと担当者の方から聞きました。
正直、唖然として言葉も出ませんでしたが、間違いなくこの人の近くには住まない方がいいということが確信に変わったので逆に良かったと思っています。
まとめ
結果、私は登記前のタイミングで分かったので、不動産会社になんとかお願いして、土地の区画を変更することができました。
登記が終わって着工した後だと、もう土地の変更はできないですからね。
それでも、既に行った地盤調査の費用や土地が変わることで申請書類などの作成し直しで、ハウスメーカーには10万円程度の余計な支払いが発生しました。
でも、これから何十年も住む楽しみにしていた新築一戸建ての家で、毎日お隣さんのクレームに怯えながら生活するくらいなら、今10万円払って離れてしまった方がいいと私は考えました。
この記事を見た方は、私のように隣人トラブルで泣く泣く土地を変更する事になったり、我慢してそこに住み続ける事にならないように必ず土地を購入する前に隣接する家の方へ挨拶に行くことをおすすめします!
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