こんにちは、田舎者です。
約5年間ほど格安SIMを使っており、私の毎月の携帯料金は3,000円以下です。
あなたは、携帯料金に毎月いくら払っていますか?
おそらく、3大キャリア(au、docomo、softbank)を使っていて、最新のiPhoneなどを使っている方は1万円程度払っている方もいるかと思います。
3大キャリアを使っている方の多くが私のように格安SIMに変えるだけで、携帯料金を今より安くできると思いますので3大キャリアと格安SIMの比較を紹介したいと思います。
格安SIMとは?
携帯の電波は、au、docomo、softbankのそれぞれの会社が全国各地で電波が入るように電波塔を建てるなどのインフラを整備して提供されているものです。
最近では、楽天が第4のキャリアとなるためにインフラの整備に取り組んでいますが、全国各地で電波が入るように整備するのは多くのお金、労力、時間がかかります。
softbankも当初は苦労しており、私の住んでいる地域ではほとんど圏外ばかりでした。
格安SIMを提供する会社は、自分たちの通信インフラを持っていないので、3大キャリアの電波を間借りするような形で運営しています。
格安SIM会社は、インフラを整備するお金が必要ないのと、3大キャリアのように店舗が少なく人件費もキャリアほどかからないので、格安な料金を提供できるようになっています。
格安SIMのデメリット
格安SIMは料金が安い変わりに以下のような欠点があります。
- キャリアよりも通信速度が遅く不安定
- キャリアのようなサポート体制が無いので自分で問題を解決しないといけない
- キャリアのメールアドレスが使えない
1番の欠点は、「キャリアよりも通信速度が遅く不安定」です。
キャリアから間借りしている以上、通信が混み合うお昼(12:00〜13:00)と夕方(18:00〜19:00)の時間帯では、キャリアの顧客に迷惑がかからないように、格安SIMの会社の通信速度は遅くなってしまいます。
私が以前使っていた格安SIM会社では、お昼の時間帯では速度制限にかかっているかのように遅くなる事もありました。
また、キャリアと違い人件費を抑えるために店舗が少なかったり、無い場合もあります。
このため、ネットで申込み、SIMが届いてからの初期設定や以前の端末からの引継ぎ作業なども自分でしなければなりません。
この点は、電子機器の取扱いに苦慮され、自分で調べて解決できないような方では難しいかもしれません。
現在使っている3大キャリアのメールアドレスも使えなくなります。
しかし、この欠点がほぼ無い格安SIMの会社もあります。
代表的な会社として、CMでもおなじみの「UQモバイル」と「Yモバイル」があります。
UQモバイルとYモバイルは、それぞれau、softbankのグループ会社ですので、他の格安SIM会社と違い優遇されています。
具体的にいうと、通信速度は本家のau、softbankと比較して、ほとんど遜色ありません。
私も現在、UQモバイルを利用していますが速度への不満は全くありません。
なお、「実際にどのくらいの速度が出るのか?」、「どのようなプランがあるのか?」気になる、「UQモバイルが今までのデメリットを無くした新プランスタート!【2019年10月1日】」の記事でUQモバイルの時間帯別の速度測定結果やプランの詳細を載せているのでご覧ください。
また、店舗の数もauやsoftbankのショップと一緒になっている場合もあるなど、他の格安SIM会社と違い多数あるので、設定や引継ぎ作業に不安のある方も安心ではないでしょうか。
「キャリアのメールアドレスが使えない」とありますが、キャリアのメールアドレスを使っているうちは、ずっとそのキャリアを使い続けないといけないという事です。
現在は、無料で「Gmail」や「yahooメール」などのフリーメールアドレスが使えますので、この際フリーメールアドレスに移行した方がいいと思います。
以上のようなデメリットはありますが、ほとんど影響なく利用する事ができるので、料金が大幅に安くなるのであれば、格安SIMに乗り換えた方がお得だと思います。
以下でキャリアと格安SIMの料金の比較をしていきたいと思います。
キャリアと格安SIMの2年間での料金比較
機種代金
前提条件として、auでiPhone11の64GBの機種代を2年間で支払う事を想定します。
格安SIM側は、アップルストアでiPhone11の64GBを購入する事とします。但し、au側と条件を近づけるために「AppleCare+」には加入した金額で計算します。
2年間の支払総額 | 1月当りの支払金額 | |
auで購入した場合 | 90,720円 | 3,780円 |
アップルストアで購入した場合 | 100,760円(82,280円) | 4,198円(3,428円) |
※いずれも税込金額
アップルストアで購入した場合の括弧内は、「AppleCare+」に加入しなかった場合の金額
機種代については、保証を考えるとauの方が安いです。
ただ、「AppleCare+」も1年保証が2年に延びるだけなので、つけない人も多いのではないかと思い「AppleCare+」に加入しない金額も掲載してみました。
通信・通話料金
こちらは、UQモバイルのベーシックなプランである月額3GBの高速通信のプランに、1回当り10分間までの通話料無料の通話プランと比較します。
auで一番近いプランは、「新auピタットプランN」で月に1GB〜4GB使った場合の金額と、1回当り5分間までの通話料無料の「通話定額ライト」をつけたプランで比較します。
通信プラン料金(月額) | 通話プラン料金(月額) | 2年間合計支払額 | |
au | 5,478円 | 550円(1年のみ。以降770円) | 147,312円 |
UQモバイル | 2,178円 | 770円 | 70,752円 |
※いずれも税込金額
ご覧のとおり、UQモバイルにするだけで半額以下にする事ができます。
また、auは2年縛りがある契約解除料の発生する料金で、通話もauは1回につき5分以内の通話が無料に対して、UQモバイルは1回につき10分以内の通話が無料なのでUQモバイルの方が優れています。
もちろん、UQモバイルはいつ解約しても契約解除料も発生しません。
以下で機種代と通信・通話料金を含めた比較を行います。
まとめ
au、UQモバイルでの機種代金、通信・通話料金を含めた2年間での支払総額と1月当りの金額は以下のとおりとなります。
機種代 (iPhone11 64GB) | 通信・通話料金 | 2年間の支払総額 | 1月当りの金額 | |
au | 90,720円 | 147,312円 | 238,032円 | 9,918円 |
UQモバイル | 100,760円 | 70,752円 | 171,512円 | 7,146円 |
多くの方がCMで一度は目にしていて、安くなると分かっているのに「UQモバイル」や「Yモバイル」に乗り換えないのは、以下の理由かと思います。
- 乗り換えの手続きが面倒
- 別に今の携帯料金を高いと思っていない
- 設定など自分でできるか不安
- そこまで安くならないと思っている
「そもそも、今払っている料金が特別高いとは思っていないし、面倒な手続きはしたくない!」
という方が多いと思いますし、変えたところで「月に3,000円しか安くならないのか…」と思う方もいるかもしれません。
しかし、月に3,000円変わるという事は、1年間で36,000円、2年間だと72,000円変わる事になります。
これは一人当りの料金になるので、家族が多ければ多いほどその金額差は大きくなってきます。
夫婦と子供2人の場合、2年間で1人7万円安くなるという事は4人で28万円安くなるという事です。
28万円あれば、そのお金で家族で海外旅行にも行けるかと思います。
最近のスマホは性能が高く、最新機種との性能差もそんなに無いので、3年、4年と使う事でさらに節約する事ができます。
毎月の携帯料金を安くして、旅行貯金をしてみてはいかがでしょうか?
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