こんにちは、田舎者です。
パソコンを購入する際に、自分はどのくらいの性能のパソコンを購入するべきかは皆さん悩まれるかと思います。
もちろん、性能は高いに越した事はないのですが、性能が上がれば値段も上がりますので、自分の予算と実際の用途に合わせて最適なパソコンを選びたいものです。
今回は、パソコンを快適に使用する上で一番重要な性能である「CPU・メモリ・内蔵ストレージ」の選び方について解説していきたいと思います。
3つのバランスが大事
よく、CPUは人間の脳、メモリは机、内蔵ストレージは本棚に例えられます。
パソコンの電源を入れるとまず、本棚である内蔵ストレージからOSのデータを机であるメモリに持って来ます。
使用したいアプリケーション(ブラウザやエクセルなど)を開くと、また本棚である内蔵ストレージに取りに行って、机であるメモリに持ってくる訳です。
そして、私たちがして欲しい計算などの処理を人間であるCPUが処理していくようなイメージになります。
このため、内蔵ストレージからメモリに持ってくるスピードは出来るだけ速い方がいいですし、メモリが大きければ大きいほど、同時に複数のアプリケーションを動かしてもサクサク動きます。
そして、CPUの性能が良いほど指示した処理が高速で行われる訳です。
CPU
CPUは、Intel社製のCore iシリーズとAMD社製のRyzenシリーズの2つからの選択になります。
お気づきかと思いますが、販売されている多くのパソコンがCore iシリーズのものが多いです。
今回は、Core iシリーズでどのCPUを選ぶべきか解説します。
よく、「私のパソコンはCore i7だから性能いいでしょ?」と言われます。
しかし、10年前に発売されたCore i7のパソコンよりも最近発売されたCore i3のパソコンの方が性能がいい場合もあります。
このため、中古ショップなどで「Core i7だから」といって購入するとあとで後悔する場合もあります。
では、どこに注目したらいいかというと、Core i3・Core i5・Core i7という表記は以前から変わっていないのですが、その後に世代が表記されています。
今現在、第9世代まで発売されているので、世代が新しいほど性能が良くなっているという事になります。
特に第8世代から大きく性能が良くなっているので、これからパソコンを購入される方は、第8世代か第9世代のCPUの製品を購入される事をおすすめします。
「世代は8か9世代を購入すればいいというのは分かったけど、Core i3・Core i5・Core i7からどれを選べばいいの?」
という方は下記を目安にしてもらえばいいかと思います。
- Core i3:メール、Office、ネットサーフィン、動画視聴くらいの使用用途の人
- Core i5:Core i7でするような作業をするけど、価格を抑えて購入したい人
- Core i7:ゲームや動画編集、クリエイティブな作業をサクサクしたい人
おそらく、多くの人がCore i3で十分かと思いますが、私のように後から「プログラミングをしたい!」とか、「結婚式の自作ムービーを作りたい!」とかなってくるとCore i5を購入しておけば良かったという風になります。
クリエイティブな作業を仕事にするようでしたらCore i7になるかと思います。
ただ、私は現在Core i5のパソコンでUnityというソフトでゲームを作っていますが、ストレスなく十分作業できているので、一般的な方はCore i5でも十分かと思います。
今後、「絶対にゲームや動画編集、プログラミングなどはしない!」という人はCore i3でいいです。
少しでもそういった可能性がある人は、Core i5を購入する事をおすすめします。
なお、Intel社からCore i3より性能の低いPentiumやCeleronというシリーズのCPUもありますが、「安物買いの銭失い」になるのでおすすめしません。
iPadを買った方が満足するのではないでしょうか?
下記にCPUについて、分かりやすくまとめていた記事を掲載していますので参考にされてください。
メモリ
メモリの選び方はシンプルです。
4GB・8GB・16GBなどから数字が大きいものほど性能がいいという事になります。
Windows10のパソコンを起動して、何もアプリケーションを起動していない状態で2.3GBくらいメモリを使っていますので、メモリの選択は最低4GBから選択するべきです。
ちなみにWindowsであれば画面下部のタスクバーで右クリックして、タスクマネージャーを起動し、パフォーマンスタブをクリックすると、CPU・メモリ・内蔵ストレージの状態を確認できるので、パソコンを持っている方は一度見てみる事をおすすめします。
MacOSの方はLaunchpadのアクティビティモニターで確認する事ができます。
4GB・8GB・16GBからの選び方は以下のとおりです。
- 4GB:メール、Office、ネットサーフィン、動画視聴くらいの使用用途の人で複数アプリを同時に使用しない人
- 8GB:Core i7でするような作業をするけど、価格を抑えて購入したい人
- 16GB:ゲームや動画編集、クリエイティブな作業をサクサクしたい人
職場のパソコンのメモリが4GBですが、エクセルを2つくらい開いて、ワードも開いて、ブラウザのタブを4、5個くらい開くような状態になるとさすがにモッサリしてきます。
逆にそのくらいしか使わない人であれば、4GBで十分です。
私のMacbookは8GBで、Unityというソフトでゲーム制作をしていますが、8GBで今のところ困っていません。
ただ、3Dゲームなどを作っているとやはり重くなってきますので、こちらは余裕があれば16GBあった方がいいなという感じです。
私が迷っている人におすすめするなら、8GBですね。
内蔵ストレージ
内蔵ストレージにはHDDとSSDの2種類がありますが、私はSSDのストレージを選択する事をおすすめします。
最初に内蔵ストレージを本棚に例えましたが、SSDは同じ部屋にある本棚、HDDは家の外の倉庫にある本棚くらいの差があります。
パソコンを起動する際に本棚である内蔵ストレージからOSの情報を持ってくるのですが、同じ部屋の本棚から持ってくるのと家の外の倉庫から持ってくるのでは、どちらが速いか一目瞭然ですよね。
HDDとSSDの読込・書込速度を計測した情報などがネットで検索するとありますが、だいたいSSDの方が3〜4倍程度速度が速いようです。
私も職場のHDD搭載パソコンと家のWindowsのSSD搭載パソコンで起動時間を計測してみましたが、HDDのパソコンが3分くらいかかったのに対して、SSDのパソコンは1分で起動ができました。
そして、職場のパソコンはGoogleChromeを開くまでにかなり時間がかかります。
「あれ?クリックしたよね」
と思って、再度クリックすると、2つタブが開くみたいな感じです。ページの読込も遅いです。
なので、今からパソコンを購入される方には、内蔵ストレージはSSDのパソコンをおすすめします。
容量は、WindowsOS以外何もアプリなどを入れていない状態でノートパソコンで15GB程度、デスクトップパソコンだと30GBくらいは使用するようです。
そのため、最低64GB以上の容量のものを選択する事をおすすめします。
写真や動画、音楽などをどのくらい保存するか、インストールするソフトでどのくらい容量を使うかなどで変わってきますが、128GBあれば一般的に安心かと思います。
写真や動画、音楽などは、外付けのHDDに保存してもいいからですね。
まとめますと、内蔵ストレージはSSDの最低64GB以上、128GBあれば安心で、必要に応じて256GBや512GBなどを選ぶ必要があるという事になります。
まとめ
最初に3つのバランスが大事と言いましたが、以下のような構成のパソコンを基準に自分の必要に応じて変更するといいかと思います。
- ネットサーフィン、メール、Officeくらいにしか使わない人
CPU:Core i3
メモリ:4GB
内蔵ストレージ:SSD(容量は64GB以上で必要な容量) - 価格は抑えめで、動画編集やプログラミングなどのクリエイティブな事をしてみたい人
CPU:Core i5
メモリ:8GB
内蔵ストレージ:SSD(容量は64GB以上で必要な容量) - クリエイティブな事をストレスなくバリバリやる人
CPU:Core i7
メモリ:16GB
内蔵ストレージ:SSD(容量は64GB以上で必要な容量)
上記を基準に自分の予算と相談して、性能を決めるといいかと思います。
注意点として、CPUには世代があるので2019年10月末時点では、第8世代か第9世代のCPUを選ばれる事をおすすめします。
最新世代だと値段が高くなってしまうので、少しでも価格を抑えたい方は第8世代を選ばれるといいかと思います。
多くの方が3年から長い人は10年くらいは使う安くない買い物なので、ぜひ、お気に入りの1台を選びましょう!
パソコンのサイズで悩まれている方は、「パソコンの選び方【サイズ編】」をご覧ください。
コメント